分子生物学者、免疫学者
荒川 央先生のmRNAワクチンの
mRNA配列の詳細な分析
Oct.26,2021
荒川先生は、京都大学理学部にて博士号と取得され、その後スイスのバーゼル免疫研究所を経て、現在はイタリアの研究所で研究をなさっている、現役の分子生物学者、免疫学者です。 先生はブログで日本人向けに、mRNAワクチンのおかしな点について、本当の科学者の目から鋭く分析されて紹介されています。 私も、つい今月10月の中旬ころに、先生のブログを知り、ブログを最初から全部読ませていただきました。 重要なことがたくさん書かれていますが、特に一番初めに見た、「ブレーキの無いmRNAワクチン」の内容が圧巻です。 |
|
|
|
我々素人がどれだけ考えても思いつかない話です。 全文を載せてみたいと思います。ご本人にはコメント欄でご連絡差し上げようと思いましたが、noteに登録したものの、コメント欄に記載をしたかったのですが、コメントできない状態になっていましたので、ご連絡差し上げずに、記載させていただきます。 |
|
|
|
どんなことが書かれているか、まず簡単にまとめてみます。 ★やはり、mRNAワクチンのmRNAはヒトの遺伝子を組み替える可能性がある。 ★スパイク蛋白はそのものが毒性があるが、ワクチンではその毒性をそのまま利用している。すなわち毒が体の中で作られる。 ★mRNAワクチンが体内で作るたんぱく質を作るのを止めさせる仕組みがない。 ★mRNAワクチンのmRNAによって作られるタンパクに、この世に存在しないたんぱくが作られる可能性がある。 |
|
|
|
以下全文のご紹介:
ファイザー、モデルナのコロナワクチンはRNAタイプです。ワクチンに使われるスパイクタンパクは本来人体への毒性の高いものですが、実際に遺伝子やアミノ酸配列の上で毒性を下げる工夫が取られていないのか、そしてその毒性を制御するためのセーフティガードの仕組みは組み込まれていないのかを遺伝子配列から確認してみました。
「ファイザー」コロナワクチン まずは、タンパクの開始コドンから最初の120ヌクレオチドを例に両者の配列を比較してみましょう。DNA解析ソフトウェアを使いましたので、ここではシュードウリジンは「T」と表記されています。 確率がどれくらいなのかはっきりとは分かりませんが、RNAが逆転写されてゲノムに挿入される事はあり得ます。しかしながら、ゲノムから切り出すための組換えシグナルに当たるものが見当たらないのです。細胞生物学の手法には「ゲノムに挿入した遺伝子を切り出す技術」があり、その時に使われる遺伝子組換え配列もよく知られています。例えばloxP配列などです。タンパクの生産を止めるのは簡単ではありませんが、タンパクを分解するためのシグナルは知られています。誘導可能なデグロンなどです。ただ、それらは基礎研究の技術なので、そのまま人体に即応用可能といった簡単なものでもありません。ではそのような技術をどうやって遺伝子ワクチンに応用するか?それは外野が指摘するような事ではなく、それこそがワクチン開発者の仕事になるでしょう。基礎研究を臨床に応用するには時間もかかりますし、たくさんのトライ&エラーが必要となります。けれどもそんな事は人命の前では言い訳にもならないでしょう。現段階では制御する方法も無いのに、毒素を大量生産する装置を健康な人の体内に導入すべきではないのです。 もう一つ懸念事項があります。ゲノムに組み込まれた場合に予期しないタンパクが作られたりしないか、という事です。RNAからはタンパクへの翻訳は一方向に起こります。しかしRNAワクチンが逆転写されてゲノムに取り込まれた場合、相補鎖 (二本鎖DNAの反対側) から逆方向に転写され、そこからもタンパクへの翻訳が起こる可能性があります。 mRNA中の塩基3個の組み合わせがコドン (遺伝暗号) であり、それぞれがアミノ酸1個に対応します。翻訳は開始コドン (M; メチオニン) に始まり、終止コドンで停止します。丸で囲んでいるのが終止コドンに対応する翻訳停止シグナルです。 武漢型コロナウィルスのスパイクタンパクに比べてモデルナのRNAワクチンでは終始コドンがやや少ない。それでも終止コドンは多数あり、やはり大きなタンパクを作れそうには見えません。
ファイザーのRNAワクチンでは終始コドンが少なく、82番目のアミノ酸以降は終末端付近まで皆無です。開始コドンのメチオニンから終末端付近の翻訳停止シグナルまで1295アミノ酸のオープンリーディングフレーム (読み枠;タンパクに翻訳可能な遺伝子配列) が取れます。終始コドンは通常1/20の割合でできますので、偶然ではこのように長いタンパクの読み枠は取れません。これは本当に偶然の産物なのでしょうか。
|
|